岩手県の「事業者向け省エネルギー対策推進事業」は、2026年9月7日時点の予算残額が635万円です。上限額が50万円ですから、単純に割れば残りは十数件分しかありません。県は「予算額に達し次第受付終了」と明記しています。もう一方の「自家消費型太陽光発電設備設置事業」は残額が約7,300万円あり、こちらは公募回ごとの締切制で、第6次が9月25日(金)まで受付中です。
どちらも受付期間そのものは冬まで続きますが、実際に申請できるかどうかは「予算が残っているか」と「先に済ませておく手続きが終わっているか」で決まります。この記事では、県が公開している一次資料に沿って、2つの制度の要件と締切、申請前にそろえるもの、そして生成AIに任せてよい作業と任せてはいけない作業を整理します。

この記事の要点
- 岩手県の事業者向け省エネルギー対策推進事業は、補助率2分の1・上限50万円(いわて脱炭素化経営企業等の認定がある事業所は80万円)。2026年9月7日更新時点の予算残額は635万円です。
- 受付期間は2027年1月29日まで、事業完了期限は2027年2月26日。ただし予算上限に達した時点で受付は終わります。
- 申請には「省エネルギー診断またはCO2排出量の算定を実施していること」が要件に入っています。診断や算定を受けていない事業所は、そこから逆算して動く必要があります。
- 自家消費型太陽光発電設備設置事業は20kW以上が対象で、中小事業者等は出力1kW当たり5万円。公募は9回に分かれ、第6次は9月25日まで、第7次は9月28日から10月30日までです。
- 交付決定の順位は「出力の大きい順」。同順位で予算を超えた場合は抽選になります。
- どちらも対象設備について国の補助金を受けていないことが条件です。国の省エネ・非化石転換補助金は3次公募が9月28日まで受付中なので、同じ設備でどちらに出すかを先に決める必要があります。
- 補助金を受けた事業者には、社外への情報発信・従業員への意識啓発・県への定期報告が2年間求められます。この文書づくりは生成AIの下書きが効く領域です。
対象読者
- 岩手県内で工場・事業所・店舗・宿泊施設・福祉施設を運営し、空調や照明、給湯設備の更新を検討している中小企業・個人事業主の方
- 電気代や灯油代の上昇で、設備更新の判断を先送りしてきた総務・管理部門の方
- 自家消費型の太陽光発電設備(20kW以上)の設置を業者から提案されている事業者の方
- いわて脱炭素化経営企業等(いわて地球環境にやさしい事業所)の認定を持っている、または取得を検討している方
読了後にできること
- 県の2つの補助制度について、対象設備・補助率・上限・締切を自分の言葉で説明できる
- 自社が「中小事業者等」に当たるかどうかを、2つの判定基準から確認できる
- 申請前にそろえる書類と、省エネルギー診断・CO2排出量算定の位置づけを整理できる
- 交付後2年間の情報発信と報告について、生成AIに下書きさせる範囲と自分で確認する範囲を線引きできる
岩手県でいま開いている脱炭素の補助制度
県の地球温暖化対策のページには、事業者向けの補助制度が並んでいます。設備の種類によって申請先の事業が分かれるので、まず自社の更新対象がどれに当たるかを確認してください。
| 制度 | 主な対象 | 補助率・上限 | 受付の状況(2026年9月7日更新時点) |
|---|---|---|---|
| 事業者向け省エネルギー対策推進事業 | 高効率空調・高機能換気・高効率照明・高効率給湯への更新 | 2分の1/上限50万円(認定ありは80万円) | 2027年1月29日まで。予算残額635万円 |
| 事業者向け自家消費型太陽光発電設備設置事業 | 20kW以上の自家消費型太陽光発電設備 | 中小事業者等は1kW当たり5万円(上限5,000万円) | 第6次は9月25日まで。予算残額 約7,300万円 |
| 事業者向けEV等導入事業費補助金 | 太陽光・蓄電池・EV/PHV・充放電設備を一式で導入 | 太陽光1kW当たり5万円ほか設備ごとに設定 | 令和8年度公募中 |
いずれも要件審査があり、申請すれば必ず交付されるものではありません。金額や条件は県が公開している交付要綱と申請の手引きが正本です。
「中小事業者等」の判定は2つある
省エネルギー対策推進事業の対象者は、県内に拠点を有する中小事業者等で、次のどちらかに当たる事業者です。
- 中小企業基本法で規定される中小企業者
- 年間のエネルギー使用量が原油換算値で1,500kl未満の工場または事業所等の所有者もしくは管理者
見落としやすいのが2つ目です。県のページは、中小企業者以外(医療法人、社会福祉法人、大企業など)であっても2に該当すれば対象になると明記しています。個人事業主も同様です。自社は大企業だから関係ない、と判断する前に、事業所単位のエネルギー使用量を確認してください。
対象設備は「更新」であることが前提
対象となるのは既存設備からの更新で、工事を伴う導入に限られます。中古品やリースによる導入は対象外です。そして最も事故が起きやすいのが「業者へ発注済み、または設置工事に着手済みでないこと」という条件です。見積もりを取って話を進めた勢いで発注してしまうと、その時点で対象から外れます。
設備ごとの条件は次のとおりです。高効率空調機器と高効率給湯機器は従来の機器に対して30%以上の省CO2効果が得られるもの、高機能換気設備は全熱交換機であること、高効率照明機器は調光制御機能を有するLEDまたは再エネ一体型屋外照明とされています。細かい条件は申請の手引きで確認してください。

申請の前に終わらせておく2つの手続き
補助対象者の要件には、設備の話とは別に5つの条件が並んでいます。このうち事前に時間がかかるのが省エネルギー診断とCO2排出量算定です。
省エネルギー診断またはCO2排出量の算定
県は要件として「省エネルギー診断又は二酸化炭素排出量の算定を実施していること」を挙げています。診断の実施機関の例として、県は一般財団法人省エネルギーセンター(東北本部)と、国の事業に登録された省エネお助け隊を紹介しています。診断は申し込みから実施、報告書の受け取りまでに日数がかかるため、設備更新を今年度中に終えたい場合は、この工程を最初に置いてください。費用や申込方法は各実施機関の案内で確認してください。
残り3つの条件
あとの条件は書類で確認できるものです。今後も継続的な事業活動を行うこと、対象設備に関して国が交付する他の補助金を受けていないこと、県税を滞納していないこと、そして交付対象事業で取得した温室効果ガス排出削減効果について法定耐用年数を経過するまでJ-クレジット制度への登録を行わないことに同意すること。
2つ目は特に注意が必要です。国の「省エネ・非化石転換補助金」は3次公募が2026年8月20日から9月28日まで受付中です。同じ設備で国と県の両方に出すことはできないので、補助額と採択の見込みを比べて、どちらに出すかを先に決めてください。
申請前に県へ相談する
県のページは「本事業への申請を希望される場合は、必ず事前に環境生活企画室まで御相談ください」として、電話番号(019-629-5273)を案内しています。予算残額が少ない局面では、この電話で受付状況を確認するのが確実です。
自家消費型太陽光は「出力の大きい順」で決まる
もう一方の自家消費型太陽光発電設備設置事業は、仕組みが少し違います。
公募回ごとの締切と審査
公募期間は2026年3月30日から12月11日までですが、その中が9つの期間に区切られています。第6次は8月31日から9月25日、第7次は9月28日から10月30日、第8次は11月2日から11月27日、第9次は11月30日から12月11日です。各期間の終了後に審査が行われ、交付申請額が予算額に達した時点で受付終了となります。事業完了の期限は令和9年2月26日です。
補助額と交付決定の順位
対象設備は20kW以上の自家消費型太陽光発電設備です。中小事業者等は出力1kW当たり5万円(上限5,000万円)、中小事業者等以外は1kW当たり3万円(上限3,000万円)。ここでいう出力は、各系列における太陽光パネルの合計出力とパワーコンディショナーの出力のいずれか小さい方の値を合計した数字です。
交付決定の順位は出力の大きい順です。順位が同じで予算を超えた場合は抽選になります。小規模な設備ほど後回しになる設計なので、20kWぎりぎりの計画であれば、早い公募回に出すほど可能性が残ります。
予算の内訳
予算は令和7年度補正予算2,214万3千円と令和8年度当初予算1億円です。2026年9月7日更新時点の残額は約7,300万円と案内されています。省エネ設備の側より余裕はありますが、1件あたりの補助額が大きいため、数件の交付決定で状況は変わります。

上限をかさ上げする「いわて脱炭素化経営企業等認定」
省エネルギー対策推進事業の上限額は、一般が50万円、いわて脱炭素化経営企業等(いわて地球環境にやさしい事業所)の認定を受けた事業所からの申請は80万円です。EV等導入事業費補助金でも、認定の有無と省エネルギー診断・CO2排出量算定の実施の有無で上限額が変わります。
認定は4段階、県内で311事業所
県が公開している一覧によると、令和8年8月1日現在の認定事業所は311事業所です。認定は取組内容に応じて一つ星から四つ星までの4段階で、認定期間は最大3年3か月とされています。
一つ星の基準は3つです。二酸化炭素の排出の抑制に向けた具体的な計画・取組を行っていること、従業員の通勤用マイカー利用による排出抑制の具体的な取組を行っていること、そしてエコスタッフが常駐していることです。エコスタッフは、県が主催するエコスタッフ養成セミナーの受講者、環境社会検定試験(eco検定)の合格者で1年以上事業所の環境活動に従事している人、環境省認定制度の脱炭素アドバイザーの資格取得者のいずれかを指します。
二つ星は環境マネジメントシステムの保有、三つ星はISO14001・IES(いわて環境マネジメントシステム)・エコアクション21・グリーン経営などの認証取得、四つ星はさらに取組の成果が認められることが加わります。
更新の受付は四半期ごと
新規申請と上位区分への変更は受付次第審査されますが、区分の変更を伴わない更新は四半期ごとです。認定期間が翌年1月末に終わる事業所の更新受付は同年9月から11月末までで、更新後の認定期間は翌年2月1日から3年間となります。つまり9月は、1月末に期限を迎える事業所にとって更新書類の準備月にあたります。
認定が効く場面は補助金だけではない
県が挙げている認定のメリットには、省エネ事業・EV事業での補助率や上限額の優遇のほか、中小企業者等賃上げ環境整備支援事業費補助金(令和6年度から)と小規模事業者事業継続力強化支援事業費補助金(令和7年度から)の審査での加点、県営建設工事競争入札参加資格審査での加点(対象は三つ星・四つ星のみ)、いわて復興パワーによる電気料金の割引の対象となり得ること、県内金融機関の融資メニューの利用などが並んでいます。賃上げや事業継続力強化の申請を考えている事業者は、こちらの記事もあわせて確認してください。岩手の賃上げ補助金2.0×AI|第2回公募9月30日締切の準備 と 岩手の事業継続力強化計画×AI|補助金10月16日締切の準備 で、それぞれの制度の締切と準備を扱っています。

申請書類とエネルギー使用量の整理
申請は様式第1号の申請書で行い、添付書類や注意点は申請の手引きに書かれています。県は申請書記載例・添付書類作成例、完了報告書記載例、設備の新旧対照表、エネルギー使用量の簡易計算表といったファイルを公開しています。まずこの記載例を一通り読むのが最短です。
手を動かす前に集めるもの
- 直近12か月分の電気・灯油・LPガス・重油などの請求書または検針票
- 更新対象設備の型式、能力、設置年、台数がわかる資料(設備台帳、竣工図、銘板の写真)
- 更新後の機器の仕様書とカタログ(省CO2効果の根拠になる部分)
- 施工業者からの見積書(発注はしない)
- 省エネルギー診断の報告書、またはCO2排出量算定の資料
- 県税の納税証明書など、滞納がないことを示す書類
生成AIに任せてよい作業・任せてはいけない作業
| 作業 | AIに任せる | 判断 |
|---|---|---|
| 集計表の様式づくり(列の設計、月別・燃料別の並べ方) | 任せてよい | 様式は何度でも作り直せる |
| 請求書からの数値の転記・合計の計算 | 任せない | 転記ミスがそのまま申請書に乗る。表計算で自分が入れて検算する |
| 申請書の「事業の目的」「期待される効果」の文章の下書き | 任せてよい | 出てきた文を自社の実態に合わせて書き直す前提で使う |
| 補助率・上限額・締切などの制度の数字 | 任せない | 県のページと交付要綱で毎回確認する |
| 社内説明用の資料(経営層向けの1枚メモ、工程表の骨子) | 任せてよい | 数字は自分で入れる |
| 見積書の単価・取引先名・従業員の個人情報の入力 | 任せない | そもそも入力しない |
生成AIに数字を尋ねると、それらしい補助率や締切を返してくることがあります。制度の数字は必ず県のページに戻って確認してください。社内の入力ルールを決めていない場合は、AI研修前に決める利用ルール完全ガイド で入力禁止情報の線引きから整理できます。
依頼文の例
集計表の様式をつくるときは、次のように具体的に頼むと使える形で返ってきます。
あなたは中小企業の総務担当を支援する事務のアシスタントです。
補助金の申請に添付するエネルギー使用量の集計表を、表計算ソフトで作る前提の様式として設計してください。
条件
- 対象は1つの事業所、直近12か月分
- 燃料は電気、灯油、LPガスの3種類
- 電気は使用量(kWh)と請求額(円)を分けて記録したい
- 月ごとの合計と、前年同月との比較列がほしい
- 空調・照明・給湯のどの用途に効いたか、後からメモを残せる欄がほしい
出力
1. 列の一覧(列名と、その列に何を書くかの説明)
2. 入力するときの注意点を5つ
3. 数値は私が入力するので、サンプルの数字は入れないでください
最後の1行が大事です。サンプルの数字を入れさせないことで、後から「AIが出した数値」が混ざったまま提出される事故を防げます。
交付後2年間の情報発信をどう回すか
見落とされがちなのが、補助金を受けた後の義務です。県は補助事業者に対し、2年間、社外への情報発信と従業員への意識啓発を行い、省エネ効果のデータを県へ報告することを求めています。
求められている3つのこと
社外への情報発信は、県の補助金を活用して設備更新をしたことと、具体的な省エネ効果およびそれに伴う経費節減効果について、窓口や応接室など来客の目に触れやすい場所へのポスター掲示、業界団体の会誌への掲載、会社ホームページへの情報掲載などで行うこととされています。従業員への意識啓発は、社内での省エネ勉強会の開催や家庭のエコチェックの活用が例に挙がっています。加えて県への定期的な報告があります。
ここは生成AIの下書きが効く
同じ内容を掲示物、会誌の原稿、ホームページの記事、社内勉強会の資料と、4つの形で書き分ける作業です。元になる数値と事実を1回整理しておけば、あとは相手と長さを変えて書き直すだけなので、生成AIの下書きが最も効きます。
依頼するときは、次の順で情報を渡すと精度が上がります。まず更新した設備と時期、次に県の補助金を活用した事実、次に省エネ効果の数値(自分で確認した値のみ)、最後に読み手(来客・従業員・取引先)と媒体、文字数です。数値は自分で入れ、出てきた文章は必ず自分で読み直してから使ってください。

岩手の温室効果ガスから見た設備更新の位置づけ
なぜ県がここまで設備更新に予算を付けているのかは、県の排出量のデータを見ると分かります。
産業部門と業務部門で全体の45.8%
岩手県における2022年度の温室効果ガス排出量は967万トンで、基準年である2013年度と比べて494万5千トン、33.8%の減少です。部門別では産業部門(工場等)が304万7千トンで構成比28.3%、家庭部門が205万8千トンで19.1%、業務部門(商業・サービス業等)が189万トンで17.5%を占めています。産業部門と業務部門を合わせると全体の45.8%になります。
2030年度に57%削減という目標
県は減少の要因について、産業・業務部門では省エネ設備の導入等によるエネルギー効率の改善と推測しています。第2次岩手県地球温暖化対策実行計画では2030年度に基準年度比57%削減という目標を掲げており、県の補助金はその達成手段として位置づけられています。事業者から見れば、目標達成に必要な設備更新が、光熱費の削減とセットで進められるという構図です。
エネルギーコストそのものの管理や、価格転嫁の交渉については 岩手の原油高対策融資×AI|原価管理と価格転嫁交渉 で扱っています。県内の補助金全体の見取り図は 岩手の補助金でAI・DX導入を実現する完全ガイド を参照してください。
やりがちな失敗3パターン
見積もりの流れで発注してしまう
最も多い失敗です。省エネルギー対策推進事業も自家消費型太陽光発電設備設置事業も、業者へ発注済み、または設置工事に着手済みの案件は対象外です。業者から「先に契約しておきましょう」と言われても、交付決定の前に発注しないでください。順番を間違えると、どれだけ条件に合っていても対象になりません。
省エネ診断を後回しにする
省エネルギー診断またはCO2排出量算定の実施は、申請の前提条件です。設備の見積もりを先に固めても、診断が終わっていなければ申請できません。予算残額が減っている局面では、この工程の遅れがそのまま機会損失になります。
AIが出した制度の数字をそのまま社内に配る
補助率、上限額、締切、対象設備。これらは年度や公募回で変わります。生成AIは過去の情報や他県の制度を混ぜて答えることがあります。社内の稟議や経営層への説明資料に載せる数字は、県のページと交付要綱で確認したものだけにしてください。この記事の数字も、2026年9月9日時点で県のページに掲載されていた内容です。
まとめ|今週やること
- 更新したい設備が、空調・換気・照明・給湯のどれに当たるかを整理する。太陽光なら想定出力が20kW以上かを確認する。
- 自社が中小事業者等に当たるかを、中小企業基本法の区分と原油換算1,500kl未満の2つの基準で確認する。
- 省エネルギー診断またはCO2排出量算定を受けているかを確認する。受けていなければ実施機関に連絡する。
- 県の環境生活企画室(019-629-5273)に電話し、予算残額と受付状況を確認する。
- 直近12か月分のエネルギー使用量を1枚の表に整理する。様式づくりは生成AIに、数値の入力と検算は自分で行う。
- いわて脱炭素化経営企業等の認定の有無を確認する。1月末に認定期間が終わる事業所は、11月末までの更新受付に間に合わせる。
よくある質問(FAQ)
Q. 岩手県の省エネ補助金は、いつまで申請できますか。
A. 事業者向け省エネルギー対策推進事業の受付期間は2026年4月16日から2027年1月29日までで、事業完了の期限は2027年2月26日です。ただし予算上限に達した時点で受付終了となります。2026年9月7日更新時点の予算残額は635万円と案内されているため、期限まで受付が続くとは限りません。
Q. 予算の残りはどこで確認できますか。
A. 県の「事業者向け省エネルギー対策推進事業」のページに、更新日付とともに予算残額が掲載されています。あわせて、申請を検討する場合は事前に環境生活企画室(019-629-5273)へ相談するよう県が案内しています。
Q. 国の省エネ補助金と県の補助金は、同じ設備で両方使えますか。
A. 県の要件に「対象設備に関して、国が交付する他の補助金を受けていないこと」があるため、同じ設備での併用はできません。国の省エネ・非化石転換補助金は3次公募が2026年9月28日まで受付中です。補助額と採択の見込みを比べ、どちらに申請するかを先に決めてください。
Q. 省エネルギー診断は必ず必要ですか。
A. 補助対象者の要件に「省エネルギー診断又は二酸化炭素排出量の算定を実施していること」が含まれています。どちらか一方の実施が前提です。県は診断の実施機関の例として、一般財団法人省エネルギーセンターと省エネお助け隊を紹介しています。
Q. 上限が80万円になるのは、どういう場合ですか。
A. いわて脱炭素化経営企業等(いわて地球環境にやさしい事業所)の認定事業所からの申請の場合です。一般は50万円が上限です。認定は一つ星から四つ星までの4段階で、令和8年8月1日現在の認定事業所は311事業所です。なお、いずれの場合も要件審査があり、支給を保証するものではありません。
Q. エアコンだけの更新でも対象になりますか。
A. 高効率空調機器は対象設備に含まれていますが、従来の機器に対して30%以上の省CO2効果が得られるものであること、既存設備からの更新で工事を伴う導入であること、中古やリースでないこと、発注済み・着工済みでないことが条件です。詳細な条件は申請の手引きで確認してください。
Q. 自家消費型太陽光は何kWから対象ですか。
A. 20kW以上の自家消費型太陽光発電設備が対象です。中小事業者等は出力1kW当たり5万円(上限5,000万円)。交付決定の順位は出力の大きい順で、同順位で予算を超えた場合は抽選になります。
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参考・出典
- 岩手県「事業者向け省エネルギー対策推進事業」(令和8年9月8日更新・予算残額は令和8年9月7日更新分)
- 岩手県「事業者向け省エネルギー対策推進事業 申請の手引き」(PDF)
- 岩手県「事業者向け省エネルギー対策推進事業費補助金交付要綱」(PDF)
- 岩手県「令和8年度事業者向け自家消費型太陽光発電設備設置事業」(令和8年9月8日更新)
- 岩手県「令和8年度事業者向けEV等導入事業費補助金」(令和8年4月16日更新)
- 岩手県「いわて脱炭素化経営企業等認定制度(いわて地球環境にやさしい事業所)の概要」(令和8年8月18日更新)
- 岩手県「いわて脱炭素化経営企業等(いわて地球環境にやさしい事業所)一覧【令和8年8月1日現在】」
- 岩手県「岩手県における2022年度の温室効果ガス排出量」
- 一般社団法人環境共創イニシアチブ「省エネ・非化石転換補助金 2026年版特設サイト」(3次公募 2026年8月20日〜9月28日)
- 一般財団法人省エネルギーセンター「省エネ・節電ポータルサイト」
- 資源エネルギー庁事業「省エネお助け隊ポータル」
予算残額と公募の受付状況は日々変わります。金額・要件・締切は必ず県のページと交付要綱で確認し、申請前に環境生活企画室へ相談してください。補助金は要件審査があり、支給を保証するものではありません。
岩手でAI導入・AI研修を進めたい方へ
補助金の申請そのものはAIに任せられません。しかし、その周りにある「12か月分の使用量を整理する表をつくる」「稟議用に1枚でまとめる」「交付後2年間、同じ内容を4つの媒体に書き分ける」といった作業は、生成AIの下書きで軽くできます。設備更新の判断に使う時間を残すために、事務の側から手を付けるのが現実的です。
Uravationは、岩手県内の事業者に向けて生成AIの導入支援と社内研修を行っています。どの業務からAIに渡すか、どこから先は人が判断するか、入力してよい情報の線引きをどう社内文書にするか。自社の業務に合わせた進め方を相談したい方は、お問い合わせからご連絡ください。