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岩手の米農家×AI|新米の予約販売・直売準備を8月から整える【2026】

岩手の米農家×AI|新米の予約販売・直売準備を8月から整える【2026】

結論:岩手の米農家の新米商戦は、稲刈りが始まる前の8月に「予約販売の案内文」「予約台帳のひな形」「今年の価格のお知らせ」「品種の説明文」「発送連絡の定型文」の5つを生成AIで作り置きしておくのが、いちばん確実に効きます。収穫が始まってからでは、乾燥・調製・出荷に追われて発信どころではなくなります。ChatGPT・Claude・Geminiのような一般的な生成AIと、いつものスマホ・スプレッドシートがあれば、新しいシステムなしで今日から準備できます。

岩手では例年、9月中旬ごろから稲刈りが本格化し、9月末から10月にかけて新米の販売が始まる産地が多くなります。一方で、常連客からの「今年も30kgお願い」という予約の連絡は、お盆前後から入り始めるのが実態です。つまり8月は、新米の値決め・案内・台帳づくりを落ち着いてできる最後の期間です。この記事では、個人の米農家や家族経営の直売を想定して、生成AIで新米予約と直売の段取りを整える手順を、そのまま使えるプロンプト例つきでまとめます。

この記事の要点

  • 新米の予約販売は「案内文・台帳・価格のお知らせ・品種説明・発送連絡」の5点セットを8月中に作り置くと、収穫期の負担が大きく減る
  • いずれも「AIに下書きさせて、自分が事実を直して確定する」流れなら、専用システムなしで始められる
  • 顧客の実名・住所・電話番号は生成AIに入力しないのが大原則。台帳は空のひな形だけAIに作らせる
  • 値決めそのものはAIに任せない。AIが得意なのは、決めた価格を「感じよく伝える文章」にすることまで

対象読者

  • 岩手県内で稲作を営み、縁故米・直売・ネット注文などで消費者に直接販売している方
  • JA出荷が中心だが、直売の比率を少しずつ増やしたい米農家の方
  • 新米シーズンの電話・注文管理・発送連絡が毎年ばたつくと感じている方

読了後にできること

  • 新米予約の案内文(ハガキ・LINE・SNS用)を、自分の販売条件に合わせてAIに下書きさせられる
  • 30kg玄米・精米・小分けなど注文パターンを整理した予約台帳のひな形を用意できる
  • 価格改定のお知らせや発送連絡など、気を使う文章の定型文を手元にストックできる

1. 新米予約の案内文を8月中に作り置く

直売の売上の柱は、毎年買ってくれる常連客の予約です。ところが案内を出すのが稲刈り後になると、常連客側はすでにスーパーやふるさと納税で新米を確保してしまっていることがあります。案内は「収穫前に、今年も作っています」と伝えるのが先手です。

生成AIには、販売条件を箇条書きで渡すだけで、ハガキ・LINE・SNSそれぞれの体裁に合わせた下書きを作らせることができます。

【プロンプト例】
米農家の新米予約案内を3種類(ハガキ用・LINE用・SNS投稿用)作ってください。条件:
・岩手県内の個人農家。品種はひとめぼれ
・玄米30kg、精米10kg・5kgの3パターンで販売
・予約受付は9月中、発送は10月上旬から順次
・価格は【あとで自分で記入】として空欄にしておく
・毎年買ってくれる方へのお礼を一言入れる。硬すぎない文体で

出てきた文面の数字(容量・受付期間・発送時期)は、必ず自分の実際の条件に直してから使ってください。ハガキは印刷して封入するだけ、LINEは公式アカウントや個別トークに貼るだけの状態まで8月中に仕上げておくと、9月は「送るだけ」になります。ネット注文の受け皿づくりまで含めて整えたい場合は、岩手の農家・果樹園のネット直売×AIガイド2026で開設手順を詳しく扱っています。

2. 予約台帳と注文パターン表をひな形から整える

新米予約のトラブルの多くは、電話メモや記憶で受けた注文の「量・精米方法・受け渡し方法」の行き違いです。対策は、注文を受けたらその場で1枚の台帳に書く運用に固定することです。台帳のひな形はAIに作らせます。

【プロンプト例】
米農家の新米予約台帳をスプレッドシート用に作ってください。列の構成:
・受付日/顧客名(この欄は後で自分で記入するので空欄)/連絡手段
・注文内容(玄米30kg・精米10kg・精米5kgの別と数量)
・精米の希望(白米・分づき・玄米のまま)
・受け渡し方法(自宅受け取り・発送)と希望時期
・入金状況/発送済みチェック/備考
あわせて、記入ルールを5行以内で作ってください。

顧客の実名・住所・電話番号はAIに入力しないでください。AIに作らせるのは空の表と記入ルールまでで、実際の顧客情報は自分のスプレッドシートや紙の台帳に書き込みます。30kg玄米の常連、5kgずつ毎月ほしい人、贈答用に精米・のし対応がほしい人など、自分の客層に合わせて列を足せば、そのまま何年も使える台帳になります。

3. 今年の価格のお知らせ文を丁寧に作る

ここ数年、米の価格は生産資材の高騰などで動きが大きく、直売でも価格を見直す農家が増えています。値決めそのものは、生産コストと周辺の相場を踏まえた経営判断であり、AIに任せる場面ではありません。AIが役に立つのは、決めた価格を常連客に感じよく伝える文章づくりです。

【プロンプト例】
米の直売価格を今年から変更することを常連客に伝える文章を作ってください。条件:
・値上げの理由は肥料・燃料・資材価格の上昇。金額は【自分で記入】として空欄
・長年買ってくれていることへの感謝を先に書く
・品質を落とさないために必要な見直しであることを、言い訳がましくなく伝える
・ハガキに収まる分量で

据え置きの場合も「今年も価格を変えずにお届けします」と一言案内するだけで、予約の後押しになります。価格の数字はAIの下書きに絶対に自動で入れさせず、空欄のまま出させて自分で記入する運用にすると、誤記のまま発送する事故を防げます。

4. 品種の説明文とPOPを作る

岩手には、県が開発したオリジナル品種があります。いわて純情米の公式サイト(いわてのお米ブランド化生産販売戦略推進協議会)によると、「銀河のしずく」は岩手県のオリジナル品種として初めて米の食味ランキングで最高評価「特A」を獲得した品種で、「金色の風」は県南地区の選ばれた地域で、基準を満たす農家だけが栽培できる品種です。定番の「ひとめぼれ」も含め、自分が作っている品種の特徴を短い言葉で伝えられると、直売所のPOPやSNSの説得力が変わります。

【プロンプト例】
米の直売用POPの文章を作ってください。条件:
・品種はひとめぼれ。冷めてもおいしいのでお弁当やおにぎりに向く
・書き手は岩手の個人農家。自分の田んぼの特徴(山あいの寒暖差・沢の水など)を1行入れる欄を作る
・20字前後のキャッチコピー3案と、50字前後の説明文3案
・大げさな表現(日本一・最高級など根拠のない言葉)は使わない

注意点はひとつで、品種の特徴や受賞歴などの事実は、AIの出力を信じずに公式サイトや県の資料で確認してから書くことです。生成AIは「それらしいが違う」説明を混ぜることがあります。また、販売時の産地・品種・産年・精米時期などの表示には米のトレーサビリティや食品表示のルールがあるため、袋やラベルの表示はAI任せにせず、農水省や県の最新の案内に従ってください。

5. 発送・受け渡し連絡の定型文をストックする

収穫が始まると、精米・袋詰め・発送と並行して「いつ届くか」「入金したが届いたか」といった連絡が重なります。ここは繁忙期に入る前に、定型文を作り置きしておくのがいちばん効きます。

【プロンプト例】
米の直売で使う連絡の定型文を5種類作ってください。
種類:①予約受付のお礼と内容確認 ②発送のお知らせ(追跡番号欄つき) ③入金確認のお礼 ④天候による発送遅れのお詫び ⑤今年分完売のお知らせ(来年の予約案内つき)
条件:LINEでもメールでも使える長さ。書き換える箇所は【 】で示す

とくに⑤の「完売のお知らせ」は忘れられがちですが、「もう買えないのか」という問い合わせに毎回個別に答える手間を消し、来年の予約への橋渡しにもなります。ふるさと納税の返礼品として出している場合の説明文づくりは、岩手のふるさと納税×AI活用ガイドが参考になります。

やりがちな失敗パターン

  • 稲刈りが始まってから準備を始める:9月半ば以降は乾燥・調製・出荷で手一杯になります。文章と台帳の仕込みは8月中に終わらせ、収穫期は「使うだけ」にします。
  • 顧客情報をAIに入力してしまう:実名・住所・電話番号は生成AIに入れない。台帳のひな形と定型文だけAIに作らせ、記入は手元で行います。
  • AIの書いた品種説明をそのまま使う:受賞歴・特徴などの事実は公式情報で確認してから掲載します。根拠のない「日本一」などの表現は景品表示の面でも危険です。
  • 価格・産年などの数字をAIの下書き任せにする:金額・容量・産年は空欄で出させて自分で記入する運用に固定すると、誤記事故を防げます。

よくある質問(FAQ)

Q. 岩手の新米はいつごろから販売できますか?

産地や品種によりますが、岩手では例年9月中旬ごろから稲刈りが進み、9月末から10月にかけて新米の販売を始める農家が多くなります。だからこそ、案内や台帳の準備は8月中に済ませておくのが確実です。自分の地区の刈り取り適期は、営農指導や県の生育情報で確認してください。

Q. 予約はいつから受け付けるのがよいですか?

常連客からの連絡はお盆前後から入り始めることが多いため、8月中に案内を出して受付を始めるのが自然です。収穫量が確定する前に受ける場合は、「天候により量・時期が変わる可能性があります」の一文を案内に入れておくと、後のトラブルを防げます。この一文もAIの下書きに条件として指定すれば入れてくれます。

Q. 価格はAIに決めてもらえますか?

おすすめしません。価格は生産コスト・収量・周辺相場を踏まえた経営判断で、AIには自分の経営の数字が見えていないからです。AIに任せてよいのは、決めた価格を伝える文章づくりと、玄米30kg・精米10kgなど複数パターンの価格表を見やすい表に整えることまでです。

Q. 無料プランの生成AIでも足りますか?

この記事の範囲(案内文・台帳のひな形・定型文・POP)は無料プランで十分です。文章の下書きが中心なので、高価なツールや専用システムは必要ありません。家族や集落営農の仲間と本格的に使うようになったら、有料プランを検討する程度で構いません。

岩手でAI導入・AI研修を進めたい方へ

新米シーズンの準備は、この記事の範囲で今日から始められます。一方で、直売の仕組みづくりやSNS発信、事務作業全体のAI活用を腰を据えて整えたい場合は、Uravationへご相談ください。岩手県内の事業者支援の経験をもとに、経営の規模と体制に合わせた進め方をご提案します。