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岩手の小学生47,392人|学校基本調査2026の減り方と学校数

岩手の小学生47,392人|学校基本調査2026の減り方と学校数

岩手県が8月に公表した学校基本調査の速報(令和8年5月1日現在)で、県内の小学校の児童数は47,392人でした。前年度より2,249人少なく、中学校の生徒は27,194人、高等学校(通信制を除く)の生徒は27,071人です(岩手県「令和8年度 学校基本統計速報」)。

小学校は254校で、前年度より5校減りました。減った5校はすべて廃止によるものです。この記事の数字は、2026年10月7日時点で県の統計サイト「いわての統計情報」から取得した速報(PDF)と統計表(Excel)で確認しています。

この記事では、学校の種類ごとの人数と前年差、平成28年度からの推移、全国との減り方の差、市町村別の児童数、速報を使うときの注意、学校・自治体・企業での使い方と、生成AIに任せる作業の線引きをまとめます。

この記事の要点

  • 令和8年5月1日現在の小学校の児童数は47,392人。前年度より2,249人(約4.5%)減った
  • 中学校の生徒は27,194人(588人減)、高等学校(通信制を除く)の生徒は27,071人(428人減)
  • 平成28年度の小学校の児童数は61,184人。令和8年度までに13,792人減った
  • 小学校は254校(5校減)、中学校は141校(6校減)。高等学校は76校で前年度と同数
  • 小学校の学級の25.8%(700学級)が特別支援学級
  • 盛岡市の小学校の児童数は12,595人で、県全体の約4分の1
  • 県の速報は、文部科学省が後日公表する確定値と異なる場合がある

対象読者

岩手県内の学校・教育委員会の職員、学校運営協議会やPTAで資料を作る人、学区や子育て施策を扱う市町村の職員、高卒採用を続けている事業所の採用担当、学習塾やスポーツ教室など子ども向けサービスの事業者。

読了後にできること

県の速報から、学校の種類ごと・市町村ごとの人数を正しく読み取れます。全国との比べ方と、速報を資料に使うときの書き添え方が分かります。生成AIで統計表を並べ替える手順と、確かめる点が分かります。

2026年度の学校基本調査|5月1日現在の速報

学校の種類ごとの人数と前年差

県の速報の主な数字は次のとおりです(令和8年5月1日現在、前年度との差は令和7年度との比較)。

図: 学校基本調査の県の速報で公表されたのは、令和8年5月1日現在の学校数、学級数、在学者数、教職員数
図解1|県の速報で公表された4つの項目
学校の種類 学校数 前年度との差 在学者数 前年度との差
幼稚園 50園 3園減 1,934人 408人減
幼保連携型認定こども園 160園 8園増 13,338人 154人増
小学校 254校 5校減 47,392人 2,249人減
中学校 141校 6校減 27,194人 588人減
義務教育学校 1校 同数 532人 36人減
高等学校(通信制を除く) 76校 同数 27,071人 428人減
特別支援学校 18校 1校増 1,532人 23人増
専修学校 32校 同数 4,165人 39人増
各種学校 6校 1校減 485人 9人減

出典:岩手県「令和8年度 学校基本統計速報(学校基本調査の結果速報)」(令和8年8月)。

減っているのは幼稚園・小学校・中学校・高等学校で、増えているのは幼保連携型認定こども園、特別支援学校、専修学校です。

速報で公表された項目

今回の速報で公表されたのは、調査事項のうち学校数、学級数、在学者数及び教職員数です。卒業者の進学や就職の状況(卒業後の状況調査)は、この速報には入っていません。

速報には、文部科学省が直接調査した国立学校(幼稚園、小学校、中学校、特別支援学校)の分も含まれます。大学、短期大学、高等専門学校は文部科学省が直接調査するため、県の速報の対象外です。

小学生は47,392人|前年度より2,249人減

平成28年度からの推移

小学校の児童数と学校数の推移は次のとおりです。

図: 岩手の小学校の児童数は、平成28年度61,184人、令和3年度55,597人、令和7年度49,641人、令和8年度47,392人と減っている
図解2|岩手の小学校の児童数の推移(各年度5月1日現在)
年度(5月1日現在) 児童数 学校数
平成28年度 61,184人 334校
令和3年度 55,597人 298校
令和6年度 51,546人 268校
令和7年度 49,641人 259校
令和8年度 47,392人 254校

出典:岩手県「令和8年度 学校基本統計速報」の表7・表9。

平成28年度から令和8年度までに、児童数は13,792人(約22.5%)、学校数は80校減りました(差と割合は表の値から計算)。令和8年度の児童数の内訳は、男24,154人、女23,238人です。

全国との減り方の差

全国の小学校の児童数は565万4千人で、前年度より15万8千人減り、過去最少でした(文部科学省「令和8年度学校基本統計(学校基本調査の結果)速報値を公表します」、令和8年8月26日)。

前年度の人数に減った分を足し戻して減少率を計算すると、小学校は全国が約2.7%、岩手が約4.5%です。中学校は全国が306万人(4万5千人減)で約1.4%、岩手が約2.1%。高等学校は全国が284万5千人(2万9千人減)で約1.0%、岩手が約1.6%です。全国の値は千人単位で公表されているため、率はおおよその値です。

どの学校種でも、岩手の減り方は全国より大きくなっています。

特別支援学級は700学級

小学校の学級数は2,718学級で、前年度より68学級減りました。内訳は単式学級1,880学級、複式学級138学級、特別支援学級700学級です。

特別支援学級は平成28年度の469学級から増え続け、学級全体に占める割合は25.8%になりました。中学校でも特別支援学級は346学級で、学級全体の26.7%です。複式学級は、2つ以上の学年の児童生徒を1つの学級にしている学級です(岩手県「令和8年度 学校基本統計速報」の用語の説明)。

中学生と高校生|高卒採用の母数を読む

中学生27,194人・高校生27,071人

中学校の生徒は27,194人で、前年度より588人減りました。平成28年度の34,239人からは7,045人減っています。

図: 小学校47,392人、中学校27,194人、高等学校27,071人の数字を並べて、採用計画に使う
図解3|学校段階ごとの人数と採用計画(令和8年5月1日現在)

高等学校(通信制を除く)の生徒は27,071人で、前年度より428人減りました。平成28年度の35,110人からは8,039人減です。高等学校は全日制67校、定時制3校、全日制と定時制の併置6校の計76校で、公立63校、私立13校です(岩手県「令和8年度 学校基本統計速報」)。

採用計画に使うときの見方

高卒の採用を続けている県内の事業所にとって、高校生の数は採用の母数の目安になります。ただし、この速報には卒業後の進路(進学・就職)の内訳は入っていません。就職を希望する生徒の数や求人の状況は、岩手労働局が公表する新規学卒者の職業紹介状況など、別の資料で確かめます。

前年度と比べた減り方は、小学校(約4.5%)が中学校(約2.1%)や高等学校(約1.6%)より大きくなっています。採用の計画を数年単位で立てるときは、高等学校の数字だけでなく、小学校・中学校の数字も並べて見ておくと、変化の向きをつかみやすくなります。高卒採用の準備の進め方は岩手の高卒採用×AI活用ガイド2026にまとめています。

学校数の変化|小学校5校・中学校6校が廃止

小・中・高の学校数

小学校は254校(本校253校、分校1校)で前年度より5校、中学校は141校(本校139校、分校2校)で6校減りました。どちらも廃止によるものです。高等学校は76校で、前年度と同数でした。

図: 小学校は平成28年度334校から令和8年度254校へ、中学校は167校から141校へ減った
図解4|小学校と中学校の学校数(平成28年度と令和8年度)

平成28年度と比べると、小学校は334校から254校、中学校は167校から141校、高等学校は80校から76校になっています。私立の小学校は令和7年度から0校です(岩手県「令和8年度 学校基本統計速報」の表7・表11・表19)。

幼稚園から認定こども園へ

幼稚園は50園で、前年度より3園減りました。幼保連携型認定こども園への移行が2園、廃止が1園です。幼保連携型認定こども園は160園で、新設6園と幼稚園からの移行2園で8園増えました。

平成28年度は幼稚園106園、幼保連携型認定こども園42園でした。在園者数は、幼稚園が1,934人(408人減)、幼保連携型認定こども園が13,338人(154人増)です。

教員数も減っている

本務の教員数は、小学校4,159人(94人減)、中学校2,616人(60人減)、高等学校2,768人(25人減)です。小学校の教員は、平成28年度の4,979人から820人減りました。

子どもの数とともに教員の数も減っていて、校務の負担をどう減らすかは学校の課題として続きます。校務での生成AIの使い方は岩手の学校で生成AIを校務に使う実務ガイドで扱っています。

市町村別の児童数|盛岡市が4分の1を占める

児童数の多い市町村

速報の統計表(Excel)の第3表から、小学校の児童数が多い10市町を並べました。1校あたりの児童数は、児童数を学校数で割って計算した値です。

市町村 小学校数 児童数 1校あたりの児童数
盛岡市 40校 12,595人 約315人
奥州市 18校 4,495人 約250人
北上市 14校 4,183人 約299人
一関市 21校 3,856人 約184人
花巻市 16校 3,823人 約239人
滝沢市 9校 2,893人 約321人
宮古市 12校 1,674人 約140人
紫波町 5校 1,650人 約330人
矢巾町 4校 1,277人 約319人
大船渡市 11校 1,183人 約108人

出典:岩手県「令和8年度速報(統計表)」の第3表。

盛岡市の12,595人は県全体の約26.6%です。盛岡市・奥州市・北上市・一関市・花巻市の5市を合わせると28,952人で、約61.1%になります。

1校あたりの児童数と複式学級

1校あたりの児童数は、盛岡市と周辺の滝沢市・矢巾町・紫波町で300人を超えます。一方で、遠野市は11校で822人(約75人)、久慈市は12校で1,177人(約98人)です。

複式学級は遠野市が16学級と最も多く、久慈市13学級、八幡平市12学級が続きます。同じ県内でも、学校の規模と学級の組み方は地域によってかなり違います。

高校生は盛岡市に3分の1

高等学校の生徒27,071人のうち、盛岡市の学校の生徒は9,077人(16校)で、約33.5%です。続いて一関市2,872人(8校)、花巻市2,720人(6校)、北上市2,325人(4校)、奥州市2,165人(8校)です(岩手県「令和8年度速報(統計表)」の第6表)。

この表は学校の所在地ごとの人数です。生徒が住んでいる市町村ではなく、通っている学校がある市町村で数えています。

速報を使う前に確かめること

速報と確定値

県の速報は、本県の集計結果の一部をまとめたものです。後日、文部科学省が公表する「学校基本統計報告書」(確定値)の数値と異なる場合があると、速報の利用上の注意に書かれています。資料や計画に数字を使うときは、速報か確定値かを書き添え、確定値が出たら差し替えます。

全国の数字の更新は、文部科学省「学校基本調査」のページや、e-Stat「学校基本調査」で確かめられます。

5月1日現在・国立を含む

数字はすべて令和8年5月1日現在です。年度の途中の転入や転出は入っていません。小学校・中学校・幼稚園・特別支援学校の数字には国立学校の分も含まれます。

構成比は小数点第2位以下を四捨五入しているため、内訳の合計が100%にならない場合があります。

問い合わせ先

速報の問い合わせ先は、岩手県ふるさと振興部調査統計課の生活統計担当です(岩手県「調査統計課 調査別お問い合わせ先」)。前年度までの報告書や学校種別の統計表は、いわての統計情報「学校基本調査」にまとまっています。

学校・自治体・企業での使い方

学校・教育委員会

学校だよりや学校運営協議会の資料で、学校の人数を県全体や市町村の数字と並べて示すときに使えます。数字の後ろに「令和8年5月1日現在・県の速報」と添えると、読む人が時点を取り違えません。お知らせ文の作り方は岩手の学校・PTAがAIでお知らせ文とFAQを整える方法を参考にしてください。

自治体・地域

学区や通学、子育て施策を話し合う場で、市町村ごとの学校数・児童数・複式学級の数を最新の値にそろえる用途があります。統計は判断材料の1つで、学校の配置をどうするかは地域の事情を含めて決める事柄です。

企業・教育サービス

高卒採用を行う事業所は、高等学校の生徒数を採用の母数の目安に使えます。学習塾やスポーツ教室など子ども向けのサービスでは、市町村別の児童数が商圏の大きさの目安になります。いずれも学校の所在地で数えた人数である点に注意します。

生成AIに任せる作業と任せない作業

任せてよい作業

  • 県の統計表(Excel)から、必要な列だけを抜き出して並べ替える下書き
  • 前年差や増減率を出すための計算式づくり(結果は元の表で検算する)
  • 保護者や地域の人向けの説明資料の下書き(数字は元の表から自分で写す)
  • グラフにするときの見出しや注記の案

任せない作業

  • 速報の数字を確定値として扱うこと
  • 学校の統廃合や学区の見直しの判断
  • 個別の学校や地域の事情の推測
  • 出典の確認(生成AIが書いた資料名や数字は、必ず元の資料と照らし合わせる)

プロンプトの例

次の表は岩手県「令和8年度 学校基本統計速報」の第3表(小学校)の市町村別の値です。
1. 市町村名・学校数・児童数の3列だけを残してください。
2. 児童数を学校数で割った「1校あたりの児童数」の列を、小数第1位まで足してください。
3. 児童数の多い順に並べ替えてください。
4. 表にない数字や、ほかの年度の数字は書き足さないでください。
(ここに表を貼る)

確かめること

  • 市町村の合計が、速報の「合計」の行(児童数47,392人)と一致するか
  • 市町村の行がずれていないか(結合セルの読み違いがないか)
  • 速報か確定値か、何月何日現在の数字かを書き添えたか

よくある質問

Q. 学校基本調査の速報と確定値は何が違いますか?

図: 任せてよい作業は統計表を並べ替える下書きと計算式づくりで、確かめることを通してから使う。任せない作業は速報を確定値として扱うことと学区の見直しの判断
図解5|生成AIに任せてよい作業と、任せない作業

A. 県の速報は、本県の集計結果の一部を先にまとめたものです。後日、文部科学省が公表する確定値と数値が異なる場合があります。資料に使うときは「速報」と書き添え、確定値が出たら差し替えます。

Q. 岩手の小学生は全国と比べてどれくらい減っていますか?

A. 令和8年5月1日現在、岩手の小学校の児童数は47,392人で、前年度より2,249人(約4.5%)減りました。全国は565万4千人で15万8千人減り、前年度の人数に足し戻して計算すると約2.7%の減少です。

Q. 市町村別の数字はどこで見られますか?

A. 県の統計サイト「いわての統計情報」の学校基本調査のページにある「学校基本調査結果速報(統計表)」(Excel)の第1表〜第9表です。小学校は第3表、中学校は第4表、高等学校は第6表です。

Q. 高校生の進学率や就職率は速報に載っていますか?

A. 載っていません。今回の速報で公表されたのは、学校数、学級数、在学者数及び教職員数です。卒業後の状況は、県の学校基本調査報告書や、岩手労働局の新規学卒者の職業紹介状況で確かめます。

Q. 生成AIに統計表をそのまま読ませてもよいですか?

A. 県が公開している統計表なので、入力すること自体は問題になりにくい資料です。ただし、結合セルや見出しの段がずれて読み違えることがあるため、合計の行と市町村の合計が一致するかを自分で確かめてから使います。

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参考・出典